なんちゃらラスベガスのSxunの脱退理由はインタビューの中に隠れていた?その後は?




先に言っておきます。

いきなり

『なんちゃらラスベガス』とは書いているものの

勿論、正式名称は存じ上げております。

補足
正式バンド名はFear,and Loathing in Las Vegas

読みはフィアーアンドロージングインラスベガス、バンド名の由来は映画『ラスベガスをやっつけろ』の原題から。

確かに長すぎて、CDを買いに行った時に見当たらなくて店員さんに聞くときに、スマホで調べた経験アリ(笑)

 

昨年10月に発売されたアルバムのプロモーションの一環として、日本テレビ『バズリズム』に出演した際に

 

『バンド名が長すぎて覚えてもらえない』と番組MCであるバカリズムさんに自虐的な悩み相談をしたところ

なんちゃらラスベガスにしてしまえば?といった経緯から公式でもネタにしてプロモーションしてしまうほど。

このようなプロモーションや独自のファッションスタイル、一度聞く、見ると忘れられない強烈なインパクトを残し

様々なスタイルの音楽を絶妙にミックスさせている独自の音楽性でも評価を受けている彼らですが、今年の6月にとても重大なニュースがありました。

 

それはバンドのリーダー的存在でもあり、メインコンポーザーでもあるSxunの脱退。

知った時は『何で!?』とは思いましたが、私の中では正直何となく予想は付いていました。

 

そう思っていたのは、武道館のライブのDVDに付いてくる初回限定のロングインタビューのブックレットを読んでいたからなのですが

そのインタビューの内容から勝手に脱退理由を考察するとともに、5人体制になったラスベガスの新情報などもお届けしていきます。

Sxunの脱退理由は不仲や体調不良ではない!?

公式HPで発表されたメンバーコメントを見ると不仲という理由では無いと思います。

メンバー達のコメント(公式HPより)

急な発表となってしまい、応援してくれている皆さんを不安にさせてしまい申し訳ありません。
僕たちはこの6人でラスベガスだと思っていたし、これから先もずっとそうありたいと思っていましたが今回一身上の都合によりSxunさんが脱退することになりました。
今はこの5人で前を向いていて、今まで以上にいいバンドに、いいチームになって高みを目指していきたいと思っています。
皆さんの中には不安や悲しみを感じている方もいるかもしれませんがそれらを吹き飛ばして皆さんを安心させて、これまで以上に皆さんを楽しませられるようなライブとバンド活動をしていきます。
ラスベガスはこれからも止まることなく、皆さんと一緒に進んで行きたいと思っていますので今後とも何卒よろしくお願い致します。

So

いつも応援してくださっている皆様へ対しこのようなご報告をすることを大変申し訳なく思っています。
バンドの活動を止めるつもりはありません。残りの5人で気合いを入れて高みを目指していきたいと思っています。
より良い音楽、ライブを皆様に届けられるよう頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願い致します。

Minami

この度Sxunの脱退発表をさせて頂きました。
応援してくださる皆様、突然のご報告となり大変申し訳ありません。
Sxunから脱退の意思を聞いた時、驚きはありましたが、同時に彼のその姿、意思を聞いて素直に納得できる自分がいました。
彼がこの先どのような道を歩んで行くのか、まだしっかりと聞けてはいませんが10年連れ添った仲間として応援したいと思っています。

そしてメンバーは全員、既に新たな気持ちで進んでいます。
これからより一層ラスベガスというバンドを皆さんに愛していただけるように
決して歩みを止めず、更に高みを目指していけるよう、進み続けて行きますので
皆様、どうぞ応援よろしくお願い致します。

Taiki

急な発表となってしまい本当に申し訳なく思います。
Sxunくんと一緒にバンドをやれて本当に良かったです。
自分が加入してからの何気ない会話のやり取りが本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
今後は別々の道を歩んでいきますが、5人で今まで以上にライブや音源制作等頑張って行きますので応援よろしくお願い致します。

Kei

この度ギターのSxunが一身上の都合により脱退しました。
いつも応援してくださっているファンの皆様、そして関係者の皆様には急なご報告となってしまい大変申し訳なく思っています。

10年近く共に過ごしてきたメンバーが一人いなくなってしまう、という事実は言葉では言い表せない感覚です。
Sxunも僕も、他の4人のメンバーもそうですが、ラスベガスのメンバーである前に1人の人間なので、色々な人生の選択肢があります。
脱退、という形になるとどうしてもネガティブなイメージになってしまうと思うのですが今回のSxunの選択、僕たち5人の選択は決してネガティブな判断ではなくSxun自身のために、残った5人のために最良の判断だと思っています。

そして僕たち5人はもう次に向けて走り出しています。
僕が一番心配しているのは、こういった結果を受けて、ファンの皆様がネガティブな感情になったり、不安になってしまわないか、ということです。
今回の件に関して、不安は絶対に感じないで欲しいし、僕たちはそう感じさせないようなライブや楽曲を作っていきたいと強く思っています。
残った5人で更にバンドをよくするために、音楽、ラスベガス、ファンの皆様に対してより誠実に、そしてより努力をしたいと思っています。
今後もラスベガスというバンドを、変わらず応援して頂ければ幸いです。

Tomonori

 

表面上の脱退理由は『一身上の都合』となっていますが、メンバー達のコメントからはっきりと読み取れるような『不仲』という感じはありません。

 

数々の新譜発表の際の彼らのインタビューを見てきましたが、彼らはとても礼儀正しいというかストイックで真面目なんですよね。

 

それは脱退してしまったSxunも同様で、3年間を振り返ったロングインタビューではそこまで思いつめなくてもいいんじゃないか?という部分も。

 

オレはバンドを引っ張りたいという気持ちがかなり強くなったんです。

それ自体は悪いことじゃないと思うんですが、メンバーへ働きかけるばかりになってしまい、実際にはオレ自身で自分のことをやらなアカンかったのにそれを見過ごすようなことになってしまって…

メンバーからも『Sxunはやる気があるんやな』って見えた分、単純にライブで技術が足りないとかはあったけど、オレは問題視されることなく終わってしまったというか。

おそらく、問題と向き合ったメンバーとオレに大差はなかったと思うんです。

話すタイミングとかで、たまたまそういう風になってしまったみたいな。

 

と、自らリーダーシップを取っていた事やメンバーからも信頼を得ていたけど、問題はあった事を吐露しています。

 

反省すべきところを具体的に言うとしたら?という問いかけには

このインタビューでもさんざん出てきた自分の悪いところですけど、「やらなきゃいけないことをやらない」とか「困難から逃げる」っていうのがあって。まずはそこですね。

今の役割として、ギターを弾く事もそうやし、MCとかでバンドの総意を伝える事は責任として全うしたいし。

そうやって問題をひとつずつ精査して、努力して、自分の自身になれば、前みたく小さなプライドにしがみつかなくても色んな場面で堂々と自立して音楽をやれると思うんです。

 

武道館のライブでのMCをDVDなどで見た事がある人は知っていると思いますが

『校長先生か!?』というぐらい真面目で熱く礼儀正しいMCです(笑)

 

アルバムの制作状況がものすごく過酷な状況だった、という発言もしている事から(簡単な制作状況なんてある訳がないですが)

 

単純に一度その状況から抜けたかったのかな。。。という推測もできます。

 

また、ガングリオンの手術やリハ中のケガで休憩というか、『空白』の時間を過ごしてしまって、それまで頑張って張っていた糸がぷつんと途切れてしまったのかもしれませんね。

 

同じパートであるギターのTaikiのコメントにもあるように

Sxunから脱退の意思を聞いた時、驚きはありましたが、同時に彼のその姿、意思を聞いて素直に納得できる自分がいました。

 

この文面からそのまま解釈してしまうと、それもあり得るかと思ってしまいます。

音楽性や方向性の違い?というよりは…

曲の原案は大部分がSxunとMinamiが制作してマネージャーと方向性を決めながら曲を制作していたことがインタビューで明かされていますが、

Sxunの2015年のインタビューより

ずっとPCに向き合ってて、パッと気付いたら何かを録り終わってるんですけど自分にはギターを弾いた記憶が無かったり(笑)

でも、いちばんキツかったのは仮眠してるMinamiを起こさなきゃいけないときでしたね。

時間がない中でやってるんで、交代で仮眠をするようにしてて。作業しっぱなしだから。

ホンマはもっと寝させてあげたいけど、そうもいかず。心を鬼にして起こすんですけど。

 

共に作業が増え、同じ曲作りへ立ち向かうメンバーとしてSxunさんはどう見えましたか?という問いかけにMinamiは

タイプが全然違うんですよ。

オレは割とコツコツやって、何とかフレーズを絞り出すんですが、

Sxunさんは『全然やってないし、youtubeばっか見てる』って思ってても、いきなりポンっといいフレーズを出してきたり、

サボってるように見える行動が実は活きてたみたいなこともあったから、一概には言えないんですけど…

でも、まあサボってましたね。やっぱりそういうクセはあるし、ある種の疑いみたいなモノは今でもあります。

 

結果が出るまで見守る事もあるし、『ちゃんとやってますか?』と突っ込むときもありますね。

あと、2人で一緒にやるときもあれば、分かれて作業する事もあって。

やっぱりオレも自宅でやる方が環境的にも良かったりするし。

で、別々にやってるとSxunさんから出てくるフレーズやネタが少ないときがあって。

『これは絶対にサボってるな』と思うから、できるだけ一緒にやるように心がけたり、

マネージャーさんからも『一緒にやったら?』って言われたりしましたね。

といった場面もあったようです。

 

毎回新曲を発表する度に我々リスナーを驚かせてくれる彼らですが

あれだけアレンジに凝ってれば、簡単に作れる訳ないですよね。

私が初めて知った時はこの曲でしたが、展開が何個もあって同じ展開を繰り返さない『一方通行』のスタイル。

Aメロ、Bメロ、サビを繰り返す従来のスタイルに慣れている人間には実に新鮮な音楽だと思います。

ただ、これをあまり練ってない人がやると、ただ滅茶苦茶なだけの曲になるし

しっかりと『曲』として仕上げているのは、彼らの真面目な姿勢が成しているのではないかと。

 

こういった曲の原案を作成するのは本当に大変な作業だったろうなと勝手に想像します。

 

しかも脱退したSxunのパートはリードパート。

存在もさることながら、空いてしまった穴をどのように埋めてくるのか心配でもありながら毎回驚きをくれる彼らに期待してしまいますね。

 

ここでひとつ豆知識。

Fear,and Loathing in Las Vegas、1分40秒以上我慢できない説

数々のアニメのタイアップを受けて作曲している彼らですが、アニメの主題歌で使われる部分は特徴の一つであるスクリーミングはややおとなしめに、

その後からやりたい放題やってますが(笑)

 

一応アニメ側との兼ね合いもあるようで、PVを見ていると何となくその付近から一気にブレイクダウンしたりスクリーミングしまくるという傾向が多いです(笑)

ちょうどこのサムネイルのあたりからPVの内容も激しくなり、大暴れしまくります(笑)

毎回驚きをくれるといえば、やはりTaiki

画像を見るとただの変な人ですが、毎回PVでは色んな恰好をしてファンの心をくすぐるTaiki。

youtubeでのラスベガスのサムネはほぼ彼になっているぐらい人気です。

新曲MVが発表される度に『今度はコレで来たかw』と思わず魅入ってしまいます(笑)

変な恰好でも彼が着るとあら不思議。

変を通り越してカッコよく見えてしまう。

ライブの正装は主にコレ。

レスリングなどに使われているシングレットという服ですね。

これはもはや彼のトレードマークといっても良いでしょう(笑)

もはやこれは普通の人から見たら変態。

昔はこんな感じの青年でした。

↓after

ノリノリでこんな事をやってくれる彼ですが、インタビューを読むとメンバー内で一番真面目だと私は思っています。

私のお気に入りはコレ。

ほぼ別人(笑)

その風貌は曲調から『キョンシー』を狙ったのかもしれませんが、どう見てもあの人にしか見えないww

 

衣装の案はボーカルであるSoとマネージャーさんで決める事が多いみたいですね。

ちなみにボーカルのSoはカラフルな衣装が多いですが、普通の人が着ると『色彩の暴力』になりそうな衣装を着こなしてしまうオシャレさんです。

なんちゃらラスベガス、Fear,and Loathing in Las Vegas5人体制での新曲は9月24日に発表

5人体制になってからの初の発表、「The Gong of Knockout」が人気アニメ「バキ」の第2クールオープニングテーマに選ばれました。

TVアニメ「バキ」 第2クール(9/24よりNETFLIXにて先行配信、9/30よりTOKYO MX1ほか)にて放送予定だそうです。

また同曲(TV SIZE)は9/24(月・祝)から各音楽配信サービスにて発売だそうです。

 

Sxunの脱退から早2か月、今年も夏の色々なフェスに出演して無双してきた彼らですが今までの楽曲も残されたメンバーがSxunのパートの穴を埋めるように頑張っているようです!

Sxunの脱退理由まとめ

はっきりとSxun本人の口から理由は語られていませんが、きっと発表をしたくない事情もあるのでしょう。

活動休止、ではなく脱退という道を選んだ理由も気になりますが

 

あえてはっきりとコメントしない事によって、終焉を伝えたくないのかもしれないし、

終焉したと区切りを付けたくないのかもしれないし。

 

twitterでは元気な姿を見せていますし、いつか何も無かったかのようにひょっこりと戻ってきてくれる事を祈りながら終わりとさせていただきます。

 

戻ってくることに否定する人間なんか誰も居ないと思いますけどね!

まずは激動の10年間、お疲れ様でした。

とりあえずゆっくり休んでくださいm(__)m

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