まだ現時点ではロシアW杯本大会のメンバー発表はされていません。
なので、本田圭佑がW杯への最終登録メンバーに選ばれた前提の話になります。
しかし、99%ロシアW杯の代表メンバーに選ばれるでしょう!
西野ジャパンになり、よりリーダーシップ(言いたいことを伝えられる能力)なりカリスマ性(ビックマウス、両手に腕時計、サッカーファン以外も惹き付ける魅力)なり経験値(2大会連続W杯出場、ACミランというビッグクラブでの経験)は絶対的に必要だと思っている。
それは、本田という選手が日本代表引退するという覚悟は他の選手とは全く違う部分があると私は思っているからである。
ロシアW杯本田圭佑の決意
本田はロシアまでの道のりを「日本代表の最後の1年間」と位置付けていた。
「ロシア・ワールドカップまでしっかり目指すというのが、最低限の目標やったんでね。出られないなんてことは、あってはならない。緊張感のある戦いでした」
日本がW杯に出られない可能性もありましたが、ロシアに行けなかったら【引退】の2文字はもっと早く訪れたかも…しれませんでした。
「その可能性が高かったですね。カタール・ワールドカップを目指すつもりはないので」
ここまででわかる事は本田は自分自身でサッカー選手としてのピークを過ぎたら潔く引退をする覚悟を持っている。
それは、あの中田英寿のW杯後の引退と重なってしまうのは私だけではないだろう。
中田英寿の引退の真相
29歳で迎えた06年ドイツW杯。
ブラジルに敗戦から11日後でした。
中田英寿は突然の引退を発表。
引退会見などは一切行わず、自身の公式サイトに「半年ほど前からドイツワールドカップを最後に約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた」と掲載しただけだった。
ケガが原因だったのか?
「あの時はもう治ってたし、肉体的にどうこうということではない」
とケガでの理由は否定。
引退を決めた本当の理由について
「自分がサッカーをやってて、好きでやってるわけで、その“好き”の部分が楽しめなくて、その時期も長く続いてて。だったらここは一旦休んだほうがいいな」と決断に至った理由を告白。
続けて「もしかしたら何年後かに戻る可能性だってあった」と、当時は数年後に現役復帰する可能性があったことを明かした。
※もし本田圭佑がこのロシアW杯で現役引退を決めているのであれば、引退の理由は中田英寿とは大きく違って来ると思います
本田がW杯後に引退を示唆している4つの理由
今回は大きくこの4つの理由を取り上げてみました。
あくまで、まだW杯も始まってはいない状態であり本人の意思も私は当然わかりません。
その中で私の推測、憶測になります。
私は本田圭佑のサッカー選手としての生き方が好きです。
ワールドカップはロシアW杯までと決めていた。
今回ロシアW杯の出場が決まれば3大会連続出場という偉業の達成である。
もちろんW杯に出場して満足をする選手ではないが、3大会連続というのは12年間選手として常にトップレベルの位置にいなければいけないのは当たり前である。
過去には中田英寿、遠藤、川口、楢崎くらいだろう。
それだけ12年間コンディションやメンタル、テクニックを磨き続けて行かなければできる事ではない。
日本的に言えばちょうど干支が一週するわけだが、節目としては良いタイミングなのかもしれない。
次の干支の一週(12年間)は違った生き方を考えて行動するのもやはり1度きりの人生なので素晴らしい選択ですよね。
W杯3大会出場後の引退はやはり良いタイミングになるでしょう。
本田はCSKAモスクワ時代にロシアに4年間住んでいた。
年~2014年にロシアのCSKAモスクワというクラブチームに所属。
日本選手でロシアで活躍した選手は本田だけだ!
ロシアの空気やピッチコンディションを知っている。
ロシア語はもちろん堪能である。
ロシアという国で本田を知っているファンもまだまだ沢山いるのではないでしょうか。
そして、本田もまたロシアという国に対しての愛着や気持ちの部分で強いと推測はできる。
最後と決めたW杯がロシアという正に運命的な巡り合わせは、本田がこれまで築き上げて来たキャリアの節目に相応しいのかもしれない。
ロシアで有終の美を飾れるのか!
サッカースクール、エスティーロ、個人事業家としてのHONDA
2012年、小学生を対象に始めたサッカースクールは日本国内で65を数え、中学生を対象としたクラブは関東と関西で合計3、高校生のユースクラブは1と、わずか4年間で日本最大級のサッカースクールを運営する経営者となる。
「才能とは生まれ持ったものではなく、環境によって磨き上げられるもの。大きな夢を持ち、物事がうまくいかなかった時にも心の折れない人材を育成し、才能を開花させるために必要な環境、機会を与える」のがスクールのミッション。
「誰も成しえていないことに挑戦する」という本田の哲学を体現するスクール経営を目指している。
2015年6月9日、自身のマネジメント事務所である『HONDA ESTILO 株式会社』がオーストリア・3部リーグSVホルンの経営に参入することを発表した。SVホルンのドイツ語公式HPでは「HONDA ESTILOは我がクラブに投資をする新しい業務提携パートナーである」と発表されている。
本田とHONDA ESTILOはIT活用による選手強化やチームのパフォーマンス改善にも取り組んでおり、2016年4月25日にはドイツのソフトウェア企業SAPと協力して、選手達のトレーニングや試合中のデータを分析して育成に繋げる取り組み「HONDA NO LIMITS PROJECT」の開始を発表した。【Wikipedia参照】
ご存知の方は沢山いらっしゃると思いますが、選手としてここまで積極的に取り組んでいるのは欧州でも異例の事である。
これからの日本サッカー界の為にもなるであろう「HONDA NO LIMITS PROJECT」に選手を引退して全力で事業家として活躍する本田も早く見てみたい気持ちもありますよね。
中田英寿同様に選手としてのピークで引退する美学があるのか。
中田英寿と本田圭佑という比較され続けた2人。
日本サッカー界において、釜元→三浦知良→中田英寿→本田圭佑とカリスマ性は引き継がれて来たと私は感じている。
そして、この中田と本田のプレースタイルや考え方は日本サッカー界の宝でありサッカー人気を拡大させて来た2人である。
その2人が過去に1度テレビで対談した事がある。
本田の初めてのW杯だった南アフリカ大会の直前に行われた対談だ。
その時の中田英寿が本田圭佑に伝えた言葉が今回のロシアW杯で本田圭佑に期待する理由であり、これを本当にやってもらいたいと個人的に思ってしまった。
それが、こちらである…
【中田×本田の対談】
中田英寿が本田圭佑に伝えたかった事はどれだけワガママに自分のプレーを本番でできるのか?
本当にどんなにヒールになろうと、どんだけ文句を言われようと、最悪、お前のせいでワールドカップ負けたぞと言われようと、どれだけ自分のプレーをやってくれるのか。そこにすごいボクは期待してて。まあ本当にベッカムだってお前のせいで負けたぞとか言われたって、その次はヒーローになるとか、やっぱりどっちかしかないから。
選手として自分がピークだと感じた時にW杯でのプレースタイルが最悪と言われるか、最高と言われるか。
そのどっちかであってほしい。
まとめ
ロシアW杯後に日本代表を引退するのはほぼ確実な事かもしれない。
しかし、これが現役の引退とはイコールで結び付かない部分もある。
理由は本田はこの先もサッカーに関わって生きていこうとしている。
現在の所属先チームパチューカとの契約を更新するのか?
それともまた違う国に勉強も兼ねてプレイヤーとしての最後を迎えようとしているのかもしれない。
どのみち彼はロシアW杯後、どういう終わり方になるのかはわからないが、終わった時にどう思うのか。
自分の中のリトルホンダとの会話で答えを出すのであろう。
私は全てが終わった後の彼の言葉が非常に今から楽しみだ!
是非ロシアW杯で伝説を作って、まだまだプレイヤーとして現役に拘る方を選んでもらいたい。
※今後の日本代表のメンバー発表や日程はこちらで更新します。
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