次の元号は何?元号の制度と今までの傾向から予想してみた!




ついに新元号の施行の日程が大体決定したとの事で、やはりみなさんが気になるのは新しい元号ですよね。

30年程続いた平成から次は一体どんな元号になるのでしょうか?

twitterでは『次の元号』がトレンドになるなど、皆さんが関心を持っているようです。

間違いなく20年以上は使う事になるので

呼びやすい、覚えやすい元号になって欲しいのはさる事ながら、単純にどのようなものになるかはとても気になるところですよね!

 

 

今回は次の元号はどうなるのかというテーマをもとに、

 

まずは元号が何故使用されているのか?

 

現在の元号になるまでの経緯など少し難しい説明をしながら、色々な方向から次の元号を予想する判断材料をお伝えしたいと思いますので、あなたなりの予想をしながら読み進めていただけると幸いです。

元号って何の為にあるの?

そもそも暦法には西暦というものがあります。

 

西暦とは

キリスト生誕の年を紀元元年とする西洋紀年法のこと。西暦、西紀などと略す。それぞれの暦にはそれぞれの紀年法があるが、暦法のいかんに関わらず広く国際的に用いられている。

とありました。

 

要は

広く国際的に用いられているものなので、

世界標準としても良さそうなものですが、何故日本の歴法は元号を使用するようになったのでしょうか?

元号は日本だけで使われている?

気になって調べてみましたが、

実は元号が使われているのは世界中で日本だけという事実に辿り着きました。

 

何となくそんな気はしていたのですが、漢字文化圏のどこかの国で使われているかなと勝手に思い込んでおり、意外な事実に驚きました(笑)

 

 

日本で初めて元号が使われたのは645年の大化であり、

法として元号が制定されたのは701年の大宝でそれ以降も継続的に用いられ、現在まで続く長い歴史を持った制度です。

 

 

1979年(昭和54年)に成立した元号法に

元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」との記載があり、現在の日本では「一世一元の制」が敷かれています。

次の元号はいつからになる?

先日各新聞社で報道されましたが

 

新元号の施行を

これまでは「2019年3月末天皇陛下退位、4月1日改元」が有力とされてきました。

統一地方選などの日程を考慮し、現在は「2019年4月末天皇陛下退位、5月1日改元」とすることで調整が進んでいるようで、今年の12月1日に行われる皇室会議で正式決定されるようです。

 

 

 

 

ちなみにこの2019年のゴールデンウィークは最大10連休となる日程になっており、2000年問題の時もありましたが

職種によっては元号の変更の対応に追われて、せっかくの連休が消滅する可能性のある方も出てきそうですね(^-^;

それが無いよう、余裕を持って対応できるように前の年に発表される事になります。

 

追記:2018年5月8日現在、来年2月24日の記念式典後に公表する予定で調整に入ったそうです。

元号が変わることによって何が起こる?

少々画像が古いですが(笑)

 

まず一番先に考えられるのは日付に関するものです。

元号が使われているものの全てのシステムをアップグレードしなければなりません。

カレンダーやカレンダーが内蔵されているものも対象になりますね。

 

身近なものだと、レシートなど日付を出す機械は全て変更しなければなりません。

 

 

更に素朴な疑問が生まれますが

現在の予定だと2019年5月1日から改元との事なので、

 

5月1日に生まれた赤ちゃんは次の元号で〇〇元年5月1日生まれとなりますが、

4月30日に生まれた赤ちゃんは平成31年4月30日生まれになるのでしょうか?

 

 

免許証もめんどくさい事になりそうですね。

次の元号が発表されるのは来年中(夏頃?)との事ですが、来年免許更新の方は3年後、もしくは5年後の新元号で『有効期限〇〇何年まで』と記載されるのでしょうか?

それとも来る予定の無い平成3〇年まで、と記載されるのでしょうか?

 

 

どちらでも良い事ですが、少なからず細かいところで影響は出てきそうですね。

システムの変更の期日次第では、レアな日付が発行された公式文書もたくさん出現しそうです(笑)

次の元号を予想してみよう!

現時点で予想されている事をもとに次の元号は何になるか予想をしてみましょう!

 

元号法では元号を政令で定めるとしているだけで、

実は誰が決めるなど具体的な決定方法は定められていません。

 

ちなみに今の元号である『平成』の元号が決まる際は下記の手順で決まったそうです。

  1. 漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案
  2. 内閣官房長官が選定
  3. 閣議で協議
  4. 国民を代表する形で衆参両院議長の意見を聞く
  5. 閣議で決定

 

『平成』という元号は『内外、天地とも平和が達成される』という意味だそうです。

元号は政治家が自由に決められるわけではなく、命名にはルールが定められていて当てはまらないものは採用はされません。

 

ちなみに元号の選定条件にはいくつかのルールが決められています。

  1. 国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
  2. 漢字2字であること。(ちなみに過去には4字の元号など例外はある)
  3. 書きやすいこと。
  4. 読みやすいこと。
  5. これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと。
  6. 俗用されているものでないこと。

 

この5番と6番が少し曲者で、元号発表前に勝手に予想されたものがネット等で拡散されてしまうと採用とはなりません。

民間で勝手に予想された元号は、6番の『俗用されているものでないこと』に抵触することとなってしまいます。

 

元号を考える有識者が予想されているものをネットで見たりしたら、予想されてるからや~めた!ってなりますよね!

 

過去にも、新元号案が新聞に掲載されてしまい政府がその元号を見送ったという話があります。

大正天皇崩御の折、毎日新聞が「次の元号は『光文』だ!」という誤報を出した「光文事件」が広く知られています。

 

本当かどうかは分かりませんが、政府が急遽元号を『昭和』に変えたという説も囁かれています。

(結果論なのでそもそも光文が候補に挙がっていたかどうかも分からないですけどね)

 

 

以上の事から、今回は除外される可能性が高いものだけお伝えして、正解は来年の夏頃を待つという事になります。

なのであなたが予想できたとしても心の中に留めておいて、拡散するのは止めましょう(笑)

 

良いものであればあるほど採用されなくなる可能性が高くなってしまいますよ(^-^;

これまでの元号の傾向

我々に馴染みが深い近年の4つの元号を挙げますが明治、大正、昭和、平成とあります。

一字ずつにバラすと

『明』『治』『大』『正』『昭』『和』『平』『成』となります。

 

これらにおいての共通点は

1番の『良い意味を持つ漢字であること』と3番の『書きやすい』が重要視されているように見えます。

 

また、書きやすい読みやすいを意識するという事は私個人の解釈ですが

『子供、つまり小学生』が読み書きできるような漢字が使われる可能性が非常に高いのではないか!?と私は予想してみました。

傾向から見る使われないと予想される漢字は?

まず、元号を略して書くときに頭文字をM(明治)、T(大正)、S(昭和)、H(平成)になる読みの字は除外されるものだと思います。

単純に勘違いされてしまうのを避けるために頭文字が同じものになる事はほぼないでしょう。

 

そうなると、さ行、た行、は行、ま行は除外される事になりますね。

採用されるのはあ行、か行、な行、や行、ら行、わのどれかになると思われます。

 

お次は漢数字。

これも単純に書くときに何年か分からなくなりそうなので採用される可能性は低いと思われます。

 

前述した小学生に読み書きできる漢字(つまり習う漢字)は調べたところ、小学校1年生から6年生までに習う漢字の総数は1006字であり、1年生で80字、2年生で160字、3年生で200字、4年生で200字、5年生で185字、6年生で181字を学びます。

『書きやすい、読みやすい』を意識するならば、基準は『小学校低学年』となると仮定して小学校低学年までに習う漢字に絞ると440字となります。

その中から先ほどまでの理由があって除外される漢字を抜くと結構な範囲内で絞る事ができますね。

使用されない漢字を除外する事によって使われる可能性がある漢字を予想してみてください!

まさかの大胆予想、元号廃止!?

ここからは私の個人的な予想、というかこれはどうだろうという見解ですが、

世界的に見ても元号が使用されているのは日本だけと冒頭でお伝えしました。

 

天皇陛下が変わる=元号が変わるという国民の認識ですが、実は昔は天災があった年にも元号を変えていました。

ですがコロコロ変わると困るからと、「一世一元の制」が明治時代に制定されました。

しかし、生前退位自体は実は200年振りの事であり初の事ではありません。

 

私達が生まれるはるか昔生前退位は割と普通の事で、実は124代中約半数にあたる64名は生前退位によって譲位していました。

 

明治以降の200年間は譲位が行われておらず、

その前から生きていた人間が現存しない為に私達にとっては非常に珍しい出来事ですが、前例が無いわけではありません。

 

寛永慶長のように、新たな天皇が即位しても元号が変わらない場合もありました。

色々と調べている内に前例があるという事を考えると元号は無理に変える必要が無いような気もしてきました。

 

また、元号自体を思い切って廃止するという逆転の発想もアリなんじゃないかと個人的には思ってしまいました。

 

この変わっていく新しい時代に

あえて『変わらない』を選択するのか、『そもそも無くす』という選択肢も有識者達は考えているのかな~と私は思い大胆予想としました!

 最後に

今回は元号が何故使われるようになったか、

制度など元号がどのように決定されているのかをお話しましたが参考になりましたでしょうか?

 

新しい元号が何になるかはまだ現時点では誰にも分かりませんが、

次はどんな元号になるのか予想しながら、新しい元号の発表を待つのもひとつの楽しみになるかもしれませんね。

 

新しい元号になったら新しい風が吹く事を期待して、おわりとさせていただきますm(__)m

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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