今年の夏は暑かったですねー!
猛暑日が何日も続きヘタってしまいましたが季節は秋に変わり冬へと向かっています!
冬といえば、毎年ノロウィルスが猛威を振るい人々を苦しめています!私も一度感染しましたが症状は最悪。
生ガキを汁ごとちゅるっと食べるのも美味と言われておりお酒も進みますが・・・
生ガキの殻を直接口に付けるのは危険な行為ですよ!
カキを食べなくと伝染る最強の感染力「ノロウィルス」
ノロウィルスの感染経路は主に加熱調理されていない二枚貝(特に牡蠣)を食べることによって体内にウィルスが侵入し瞬く間に増殖、症状を引きを越すというものです。
ノロウィルスが危険と言われるのは感染力!
ノロウィルスの主な感染源のカキを食べなくとも、感染者の嘔吐物や咳でさえも空気中に蔓延しウィルスを吸い込んでしまったら感染してしまうという恐ろしいウィルスです!
なので、バスや電車の不特定多数が乗り合わせる車内で感染者と鉢合わせてしまっただけで感染してしまうなんてケースも・・・(ちなみに、私は生牡蠣を食べないのでこのケースで感染)
排便からもウイルスが出てしまうので、手を洗浄不十分の状態で調理して食材や器具に付着、そのままお客にウイルスが付着した状態で提供(二次感染)してしまい喫食した方の口に入り大量人数の同時感染・・・(この場合は食中毒として扱われます)
ノロウィルスの潜伏期間、症状
上記に書いた通りノロウィルスは感染症にも食中毒にもなる危険なウィルス!
夏場でも二枚貝の(特にカキ)の喫食で直接感染するケースもたまにありますがノロウィルスが猛威を振るうのは寒く乾燥する11月あたりから翌2月頃までです!
ノロウィルスは体内に侵入後12~48時間潜伏した後発症することが多く、例え微量しか侵入しなくとも恐ろしい程の増殖力で体内で増え続け症状が出てきます!
症状は、激しい嘔吐・下痢・高熱(37°~38°程度)また、それらによる著しい脱水症状、免疫力低下による他の症状との合併症など日常生活を送れない程重症化することもしばしば。(私がかかった時は下痢・嘔吐、それらによる脱水症状でおしりは拭きすぎて痛いわ、ゲロゲロで脱水症状、スポーツドリンク飲んでも脱水症状がしばらく続きました)
症状は一週間~10日で収まりますが注意しなければならないのは、症状が治まってからも体内に残っていることが多く、便や嘔吐した際にはノロウィルスが一緒に出てくるため更なる感染の拡大に繋がる危険性があるということです!
症状が治まったとしても油断は禁物です!
カキの殻は口につけるべからず!
これから冬にかけてカキが美味しくなる時期に突入します!レストランや居酒屋で生ガキを提供する飲食店も多くなって来ました!
基本的にホテルなどの大規模飲食店従事者はカキを生で食べるなんてしないしノロウィルス対策として会社で禁止されている企業も多いですがですがカキを生で食べる「生ガキ」が好物の方も多いでしょう!
「生ガキを」を食べる時にレモンを絞って汁も一緒に飲もうと殻に口をつけてしまうのですが・・・
実はこれが一番危険です!
貝の先端ではなく付け根に口をつけることが多いと思いますが、この付け根(貝殻の幅が狭い方)部分が一番ノロウィルスが潜伏している可能性が高いんです!
調理する際しっかりと洗浄していれば洗い落とせるのですが、洗浄が不十分だった場合体内にノロウィルスが侵入してしまう危険性が大変高くなります!
最近では、生産地のノロウィルス検査が厳しくなっているため安全と言えるカキが増えてきてはいますが、出来れば生ガキの状態で食べることは避け蒸したり、焼いたりしてしっかり熱を通してからカキを楽しむことが望ましい!というかノロウィルスで苦しみたくなければ徹底したほうがいいです!
ノロウィルス予防
残念ながら、ノロウィルスは絶対防げる病原体ではありません!生ガキを食べなくとも、他人から飛沫感染で感染したり、レストランの調理人がノロウィルスに感染していて食材・器具に付着、その食材を口にしただけで簡単に感染してしまいます!
しかも厄介なのは、施設などで置いてあるアルコールによる消毒・殺菌は他の病原体(O-157だとかサルモネラ)に関しては効果を発揮しますがノロウィルスには全くと言って言いほど効果は期待できません。
それだけウィルスとしても最強のノロウィルスですが弱点は二つだけあります。
自亜塩素酸ナトリウムと熱
自亜塩素酸ナトリウムと言っても馴染みがないですが一般的に漂白剤・ハイター・ブリーチなどに含まれている成分です!
薬品なので直接飲むことはできないですが、薄めて食器洗浄時やふきんなどの消毒はノロウィルス対策には効果大!
後はしっかりと熱を通すこと!
85度で一分以上の加熱でノロウィルスは死滅します!
カキを直接扱ってなくとも、食材や器具に付着している場合(二次感染)もあるので洗浄、殺菌は怠らないことも非常に重要になってきます!
ノロウィルスを拡げないために
ノロウィルスを拡げないためには事後処理の迅速さが重要になります!感染者が嘔吐した時は空気中にノロウィルスが飛び散らないように蓋をしなければなりません!
ホテルや公共施設従事者は教育されているとは思いますが感染を拡げないために対応お願いします!
そして感染の疑い・症状がある方はむやみに外に出ず自宅から出ないでください!この時期の症状はノロウィルスである可能性が高いです!
できるだけカキの生食は避ける!(周りに拡げないでください)
不特定多数がいる場所に行かなければいけない時にはマスクを着用し手洗いうがいを忘れずに!(自己防衛も大事です)
食中毒は気温、湿度が高い夏に起こりやすいものが多いので気温が低く感想しがちな冬は油断しがちですが低気温、感想にも強いのがノロウィルスの特徴なのでしっかりと知識を持ち用心しましょう!
ノロウィルスはホントにホントに数日苦しみます!苦しみはなってみないと分からないですが出来れば今年もノロウィルスに感染せず冬を越したいものです・・・
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