あなたもお家に鏡餅飾っていますか?
この鏡餅っていつまで飾るんだっけ?
確か鏡開きってぇ。。
昔、おばぁちゃんがこうして、こうすると1年幸せに暮らせるおまじないだよって言ってたんだよなー
「あーなんて言っていたか忘れた。。。職場の人に聞いてみようー」
「ちょっと待って!!鏡開きが今日だったらどうするの!?」
「確かに。。。!!!」
1年をしあわせに暮らすためにしっかりとした知識を身につけたいですね
鏡開きはいつやるのか、鏡開きの由来、豆知識、おばぁちゃんのおいしい鏡餅の食べ方と今回は書いていきます。
鏡開きの由来、なぜ鏡開きを行うのか
お正月に神棚や仏壇、床の間などに飾ってあるお餅のことを、「鏡餅」といいます。
鏡餅はお正月の間は歳神様の「依り代(よりしろ)」になっており、歳神様がおられる松の内までは飾っておき、松の内を過ぎるとさげて食べます。
この、鏡餅を食べることを、「鏡開き」といいます。
また、松の内を終えて鏡餅を開いて食べることで歳神様をお送りし、お正月に区切りをつけるという意味もあります。
いきなり記事中に出てきた歳神様とは?

歳神様の由来に関してはいろいろと説があります。
まず一つ目は、歳神様は神道の神様とされ、その数は八百万に及ぶと言われています。
神道とは他宗教のように唯一の神の存在を信じるものではなく、万物に神様は宿るという考えで、山や川、気象、森、野生動物といったものを崇拝するものです。
次に二つ目は、日本は古来から農耕を行っていた事から一年の始めにその年の豊作を願うため、歳神様を「穀物神」として祀ってきました。
歳神様の「とし」は穀物、主に稲が語源となっている事から、歳神様は稲の豊作をもたらす神様として日本では昔から大切に扱われていたとされています。
そして三つ目は、家を災いから守ってくれる先祖の霊という説です。
二つ目と三つ目は庶民の暮らしに根付いたものですから
この二つを合わせたものが歳神様の由来としてもっとも有力とされているようです。
歳神様は初日の出と共に山から下りて来て、各家にやってくると言われています。
正月は歳神様のイベント
正月は、この歳神様を迎えるために、大掃除をし、門松を目印に飾り、おせちを食べてもらい、家に鏡餅をおき
鏡餅をよりどころ(依り代)にしてもらう
松の内の期間が終わったら、鏡餅を食べてまた来年きてねと歳神様を送ってあげる
すべての正月の行動は、歳神様に対して行っていることなんです。
ところで松の内って何?

松の内とは、正月飾りの一種である松飾りを飾っておく期間の事です。
松飾りとは門松を指しますが、門松は歳神様が道に迷う事なく家に来るための目印とも、家に歳神様の滞在を示す印とも言われています。
この門松を飾っておく期間の事を松の内と言います。
ようするに
松の内の期間に歳神様が家に居てくれて、歳神様の依り代になっていた鏡餅を食べ歳神様のパワーをもらうのが鏡開きの本当の意味になります。
鏡開きもしかしたら罰があたってしまうタブーとは?
鏡開きは、もともと武家社会の風習であり、「切る」という言葉が「切腹」を連想させるため
包丁で切るのではなく、手や木槌で叩いて割るようになりました。
現代では餅がパック詰めされた鏡餅が多くなり、餅を割ることも珍しくなってきましたが、ぜひ知っておいてほしい作法です。
餅を割るため、「鏡割り」ということもあるようですが、「割る」という語は縁起が悪いため
縁起の良い「開く」という言葉を使い、「鏡開き」というようになったそうです。
鏡開きは結局いつするの?

鏡開きにて歳神様といよいよお別れですね。
で
いつ鏡開きをするかといいますと、前述した松の内を飾っている期間が終わった後に鏡開きを行います。
松の内は地域差があります
松の内は、一般的に1月7日までです。
ただ地方によっては15日までのところもあるようです(関西地区で多い)
一般的な1月7日の地域にお住まいの方は
1月11日が鏡開きの日です!!
松の内が15日までの地域にお住まいの方は
1月20日が鏡開きの日です!!
むかーしむかし日本全国1月20日に鏡開きを行っていたそうです。
理由は(はつか)が刃柄(はつか)に通じることから、20日に行われていましたが
江戸3代将軍の徳川家光が4月20日に亡くなったことから、20日を避け、11日に行われるようになり、そのことが伝わらないまま正月を迎えた地方の人が、そのまま20日に鏡開きを行い今現在も慣習として続き、11日と20日とにわかれてしまっています。
これであなたも鏡開きを忘れることがなくなったはずです!!
こっからは、鏡餅を美味しく食べる方法を書いていきますよ。
おばぁちゃんは、鏡餅を美味しく食べる秘密を知っている!?
鏡餅は、焼いて食べるだけではありません今回厳選したレシピ3種類紹介します!!
トースターで簡単おかき

材 料(4~5人分)
・鏡餅 1個分
・サラダ油 小さじ4分の1程度
・醤油 小さじ1程度
作り方
1.
鏡餅はカビの部分を包丁で削りとる。
トンカチなど固いもので叩き、細かく砕く。
小さい方がカリッと食べやすく仕上がります。
※この鏡餅は、真空パックではなく生餅を鏡餅にしてあり鏡開きしたレシピです。
2.
アルミ箔に餅をおき(間隔が少し開けられる程度の量)、サラダ油をまぶす。
トースターでこんがり焼き色がついてふくれるまで10分程度焼く。
3.
皿にうつし、熱々のところに醤油をかけて全体に行き渡るようにまぶして完成です!!
お餅巾着に白菜煮物スープ

材 料(2人分)
・薄揚げ(半分に切りお湯に浸す)1枚
・お湯100cc
・切り餅(希望の数、油揚げの2倍個)2個
・爪楊枝(お餅と同数)2本
・水 600cc
・あごだし(ほんだしでも可)1パック
・ネギ 1/4本
※ほんだしの場合追加材料
砂糖 小さじ1弱
濃口醤油 大さじ2
みりん 大さじ2
白菜(鍋の残り野菜でもOK)3枚
好みの野菜、きのこ(えのき、葱、大根)他
作り方
1.
半分に切った薄揚げをお湯にしばらく浸す。
2.
鍋に水、鶏肉、あごだしを入れ火にかける。
切った白菜の芯(大根、生姜もこのタイミング)を入れる。
3.
1で作った薄揚げの切り口を慎重に破らないように広げてお餅を投入。
爪楊枝で止める。
4.
3のお餅巾着を2の鍋に。
切った白菜の残り(葉に近いところ)、キノコを入れひと煮立ち。
5.
お餅がやわらかそうになったら器に盛る。
ネギは最後にトッピングで完成です!!
豆乳ぜんざい

材 料(2人分)
あずき缶 1個(170g位)
豆乳 100cc
餅 200g位
作り方
1.
豆乳とあずき缶を鍋に入れ、沸騰直前まで温めます
2.
餅はかぶるくらいのお湯に入れレンジ800wで2〜3分加熱して柔らかくします
3.
柔らかくなった餅は水に入れます
4.
熱いうちに一口大にちぎります
5.
1に餅を入れ軽くフツフツしたら完成です!!
まとめ
鏡開きはいつ行うのか、由来や、鏡開きの意味解決しましたか?
最後に紹介しましたレシピではなくとも、鏡開きを実行して歳神様のパワーを体内に取り入れて今年1年も元気にしあわせに過ごしましょう!!
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