ロシアW杯も開幕して、グループステージの第一戦が予定通り順調にスタートしている。
私も極力夜はテレビにかじりついて全ての試合をリアルタイムで見ようと必死だ(笑)
開幕戦は開催国のロシアがサウジアラビアに5点を取るという大盛り上がりで素晴らしい開幕だった。
序盤で1番注目度の高かった好カードはスペインVSポルトガル!

この大会の決勝でもおかしくない試合内容、Cロナウドのハットトリック は今のポルトガルの強さの象徴していた。
最後終了4分前のフリーキックはW杯の歴史に残る一撃だった。
結果は3対3の引き分けで勝ち点1を分け合う形になった。
この好カードはこの大会の決勝戦でもう一度見れる可能性もある、決勝戦で完全決着をつけてもらいたいのは私だけではないだろう。
そして、ポルトガルが決勝まで勝ち上がった時はCロナウドの得点王も確実に近いものになる。
1番注目したカードはドイツVSメキシコ。

日本がグループステージを突破する為に参考になるのは、強豪国相手に歴史的勝利をしたメキシコのサッカースタイルだ。
メキシコのサッカースタイルとは
ドイツの猛攻に守備一辺倒になったが、メキシコが試合開始からやみくもに守りを固めていたわけではない。
ドイツの緩慢なパスに狙いを定め、奪った瞬間にスイッチを押したかのように複数の選手が一気に前線へ走り出した。
ドイツのセットプレーの際もセンターラインに3人の攻撃の選手を置き、「隙あらば……」という姿勢を見せ、ドイツにプレッシャーをかけ続けていた。
前半のシュート数を見ると、ドイツの8本に対し、メキシコは9本。相手にボールを持たれながらも、いかに攻撃の意識が高かったのかがわかる。
積み重ねが得点につながった。
もともと対戦成績はメキシコの1勝5敗5分けと圧倒的に分が悪い。
メキシコのオソリオ監督は「6カ月前からプランを立てていた」と明かす。
スピードの速い選手を両サイドに配置し、世界でも見ても指折りのスピードを持つロサノらを生かす戦術だった。
先取点を奪った後には、ドイツが長身FWゴメスらを投入してくることを想定して練習。
最終ラインの人数を5人に増やし、逃げ切った。
狙いがはまっての快勝にである。
「全員のハードワークの結果。メキシコサッカー史上、最も大きな勝利の一つであることは間違いない」
W杯で強豪国に勝つために日本が徹底してやるべきこと
日本はコロンビア、セネガル、ポーランドとグループステージを戦いますが、全てFIFAランキング上では格上相手となります。
という事は3試合ともボールキープ率も相手に主導権を握られる可能性は高い。
守備をちゃんと固めてからのカウンターを決まり事としても良いのかなと思います。
上手く攻めてもらえると日本も守りやすく、メキシコチームのようにカウンターのスイッチが入れやすい!
メキシコ人と日本人は昔から背格好も似ているのでできない事はない、日本人は守る事に関して言えば得意分野だとも思っている。
マイアミの奇跡での西野監督の経験値が大きな財産になってくる
強豪国に公式戦で過去一回でも勝っている経験があるとないとでは大きく違うだろう。
西野監督といえば96年アトランタオリンピックでブラジルを破ったマイアミの奇跡が思い出されるが、あのブラジルとの試合もGK川口能活を中心とした固い守りが相手のミスを誘い勝利を手繰り寄せた。
攻めるために守るという選択をすれば良い
当時のブラジルは2年前のアメリカW杯で、24年ぶりの世界王者に返り咲いていた。
左サイドバックのロベルト・カルロス、天才肌のMFジュニーニョ・パウリスタ、センターフォワードの怪物ロナウドらは、23歳以下の五輪世代でありながらフル代表に選出されていた。
さらに、W杯優勝メンバーのDFアウダイールとFWベベット、のちにセレソンの主力となる24歳のリバウドが、オーバーエイジで加わっていた。
過去最強のチームであるということ。
根拠のない期待が渦巻くなかで、西野は現実的な決断を下す。
「我々のグループを突破するためには、ブラジル、ナイジェリアに真っ向勝負を挑むのは無理があった。だからこそ、ボールを奪うディフェンスにこだわった。失点をしないためではなく、数少ないチャンスをつかむために守るという意識を徹底させようとした」
1対1の局面で身体を張る。足を止めずにハードワークする。チャレンジ&カバーを怠らずに数的優位を作り出す。1トップの城もトップ下の前園も、守備に奔走した。
勝つためのシナリオを遂行していった日本は、相手守備陣の連係ミスを突いた伊東輝悦のゴールで1-0の勝利をつかむ。ブラジルの失点パターンを、映像を使って選手たちに刷り込んだ成果だった。
ナイジェリアとの第2戦は0-2で敗れたものの、ハンガリーには3-2で競り勝った。日本は勝点6でブラジル、ナイジェリアと並んだものの、得失点差でベスト8進出を逃した。最終的にナイジェリアは金メダルを獲得し、ブラジルは銅メダルを持ち帰ることになる。
日本が強豪国に勝つためにはこういうやり方が1番フィットしているのかもしれない。
やはりまだ世界と対等に闘える個人の能力はない、しかしチームとしての協調性はトップレベルにあるんだと思う。
西野監督はこの時の良いイメージを持っているので、私はコロンビア、セネガル、ポーランドに対して上手く攻める為の守りのサッカーをしてくれると期待している。
グループステージを突破しない方が今後の日本サッカーの為という意見
日本サッカー協会は直前でハリルホジッチを更迭。
この協会の判断に対して反発的な意見も良く聞かれる。
本当に日本サッカー協会の罪は重いのか?
『前回何を見てたの、聞いてたの?
というくらいこの協会の育成と強化の放置は許しがたい。
いままで協会は本当にやり玉に上がったことが少なかった、今回は結果が出たら厳格な対応を要求する必要がある。
監督人選と招聘基準、それから代表の選出など、不可解で、オカシイことばかり。
とにかく惨敗確定で、協会組織には相当なテコ入れを入れるべきだ。』
監督を選出する際に、協会はもっとこの監督と最後まで行くという覚悟を決めて心中するくらいの気持ちを示してもらいたいという意見だろう。
ハリルホジッチのお陰でロシアW杯の切符を獲得したのは紛れもない事実。
最後までちゃんと仕事をさせてあげるのがオファーをした側の責任である。
今後の日本サッカー協会の為には今回W杯で3連敗でグループステージ敗退した方が改めるという意味で4年後のカタールW杯に向けて良い方向に進むのではないだろうか。
こういった意見は日本サッカーが本当に好きで、サッカーを愛している人達だからこそ!だと私は思っている。
もちろん本音は誰しもが、グループステージは突破してもらいたいと願っているだろう。
そして日本のベスト8以上への期待ももちろんある。
西野ジャパンはこのグループステージをどう戦って行くのか?非常に楽しみだ。
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