伊調馨選手サイドが告発した事で、再び話題になった『パワハラ』(正式名称パワーハラスメント)ですが、
今回の件自体は私個人の考えとしては、パワハラと認定されても仕方ないものだと思います。
パワハラの定義を調べてみると
職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」と定義をしました。
この定義においては、
・上司から部下に対するものに限られず、職務上の地位や人間関係といった「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること
・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること
を明確にしています。
(厚生労働省HPより引用)
このようにパワハラの定義が出てきますが
パワハラ以外にもセクハラだのモラハラだの、たくさんハラスメントの種類はあります。
けど、何でもかんでも〇〇ハラスメント言い過ぎじゃない?ってのが私の個人的な意見であり、
嫌いな人が行う行為はすべてハラスメントとこじつけて、〇〇ハラスメントだ!っていう方沢山居ますよね。
私はあれがとても嫌いです(笑)
言ってみたら
ハラスメントにするぞハラスメントですよね!
今回はハラスメントの種類を紹介して、被害者を増やすのではなく
ハラスメントにするぞハラスメントを撲滅する趣旨で書かせていただきますm(__)m
ハラスメントの種類を知って悪用するのではなく、『加害者』の立場にならないように
自分の行動が同じ環境にいる人間に不快感を与えていないかどうか、ということを自ら振り返ってみて、
自分の何気ない言動が相手にとっての『ハラスメント』になっていないか、自分の普段の行動を見直してみましょう!
立場を利用したハラスメントの種類

伊調馨選手のパワハラの件で、気になった部分があり前々から思っていたのですが
問題が発覚、告発された時に谷岡学長の会見の時からすでに??な会見でしたが
栄氏については「施設を誰に使わせるかを決める権限がない」と前置きして、「その程度のパワーしかない人間なんです、栄和人は。パワーのない人間によるパワハラとはいったいどういうものなのか、私にはわかりません」と強い口調で告発状の一部を否定した。
ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2018/03/post_22681.html
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栄氏自体に権限、パワーが無いからパワハラではない
という発言自体が学長という立場、権力を振りかざした尋常じゃない『上から発言』だと私は思うのですが
パワハラの定義をきちんと認識していない発言だな~と思っていました。
組織のトップが自分の組織のパワハラを否定する会見のはずなのに。。。
ハラスメントをする人間が、意識せず『知らず知らず』の内にハラスメントになっているという事に気付いていない証拠ですよね。
会見の態度もすごく高圧的だったので、よーく覚えてます(笑)
そう、やってる本人はハラスメントをしている事に気付いてない場合がすごく多いと思います。
近年問題になっている代表的なハラスメント

ここではニュースになっている事が多い代表的なハラスメントを紹介致します。
セクシャルハラスメント(通称セクハラ)
立場を利用して性的な嫌がらせや、性的いじめを行うハラスメントです。
立場や上下関係を利用して、下位にある者に対する言動を強要するもので、
『性的な要求を受け入れれば高評価を与える、昇進させる』
『要求を聞かないなら辞めてもらう、異動させる』などがあります。
立場上、断れないような弱者に対して行うとても卑劣なもので、良く話題になるので誰でも知っているようなハラスメントですね。
セカンドハラスメント(通称セカハラ)
先程紹介したセクシャルハラスメントを受けた被害者がその事実を訴えることで、逆に会社や組織側から圧力などの二次的被害を受けることを指します。
『被害妄想じゃないか?』
『本当はあなたから誘ったんじゃないか?』
『普通にあることなんだから我慢したら?』
など被害に遭っているのに、相談した人間から更なるいやがらせを受けてしまうハラスメントです。
マタニティハラスメント(通称マタハラ)
妊娠や衆参を控えた方や、経験者に対してのハラスメント。
上司や同僚から退職へと追いやられたり、妊娠や出産が理由で不当な扱いを受けたりします。
男女雇用機会均等法や労働基準法等の法律に抵触することもあり、保育現場などで問題になっているようです。
モラルハラスメント(通称モラハラ)
常識や社会的モラルを他人に強要したり、モラルによる精神的な暴力、嫌がらせです。
言葉や態度による長期的な嫌がらせであるため、暴力行為などでは無いので肉体的な外傷などは残らず、問題が表面化しにくいいじめでもあります。
有名な夫婦がこれで離婚しましたね。
アルコールハラスメント(通称アルハラ)
『俺の酒が飲めないのか!』
『新人は飲むのが仕事だ!』
『一気しろ!』
『飲み慣れれば飲めるようになる!』
若者が飲み会で目上の人や立場が上の人から言われる良くある場面ですが、
飲めない人には急性アルコール中毒にもなりかねない命の危険の可能性があるハラスメントです。
余談ですがその当時先輩達に鍛えられたせいで、今ではすっかり呑兵衛になってしまった私です(^-^;
けど飲めなかった頃もよーく覚えているので、強要はしませんけどね(笑)
テクノロジーハラスメント(通称テクハラ)
主にパソコンや電子機器類などハイテク技術に詳しい人がそうでない人に対する嫌がらせです。
例えばデジタルやハイテク技術に疎い相手にあえて専門用語で説明をしてみたり、簡単に解決する内容をわざと難しい手法で教えたり
『こんな簡単な事もできないのか』などプレッシャーを与え続けたりする行為などです。
覚えれないのはその個人にも原因はありますが、指導する側にも原因があると思っていますが、私だけでしょうか(^-^;
聞き慣れないこんなハラスメントもある
ここまでは耳にする事が良くあるようなハラスメントの紹介をしましたが
調べたところ、こんなハラスメントもあるようです。
正直な感想ですが、冒頭に私が書いた『ハラスメントにするぞハラスメント』のように、こじつけに近いような気がしますが
認定されているようなので紹介します。
ジェンダーハラスメント(通称ジェンハラ)
『男なんだから』『OLなんだから』
と性別を理由にしたハラスメントです。
セクハラとは少し違い、『お茶汲みは女性社員にだけさせる』だとか、『力仕事や汚い仕事は男性社員にだけさせる』など判断が少し難しいハラスメントです。
カラオケハラスメント(通称カラハラ)
『あなたも歌いなよー』『ノリ悪いなー』などカラオケで歌う事を強要するハラスメントです。
歌があまり上手でない方や、その場に居る人間が知らないようなマイナーな歌しか歌えない人は
『歌ったら場が盛り下がってしまうのでは?』と思って、あえて歌わない人も居ます。
認定されているハラスメントの傾向として、『人の気持ちを考えない、察してあげない』がとても多いと思います。
スモークハラスメント(通称スモハラ)
喫煙者が非喫煙者に対する嫌がらせです。
具体的に言うと、吸わない人間に喫煙を強要したり、煙を吹きかけたりなどする事をスモハラとするようです。
また
喫煙者は勤務時間に取る一服の時間が常識の範囲を超えて、非喫煙者の休憩時間より多くなっている事もスモハラとするそうです。
確かに、吸わない人間からすると喫煙者がタバコを吸っている時間の分だけ得している感じはしますよね(^-^;
エイジハラスメント(通称エイハラ)
中高年になっても役職の地位に就かない社員に対して、
『もういい年なのに』などと言ったり、『もう年なんですから無理しないで下さい』などの言動もエイハラに当たる可能性があります。
また、仕事の特性で必要がないのに『35歳まで』などの年齢制限を設けて求人をすることもエイハラに入るようです。
なんでもかんでもハラスメント認定していたら、権利ばっかり主張されるようになってしまいますよね(^-^;
マリッジハラスメント(通称マリハラ)
『良い歳して結婚しないの?』など、先に結婚している上司、親戚、友人から言われて苦痛を受ける事を指します。
私は結婚しているので、結婚して家族が良いモノだと理解はしていますが
そもそも結婚したくない人には『大きなお世話』だし
本気で結婚したいと思っているけど、出来ない人には『かなりの苦痛』です。
『そんなんだから結婚できないんだよ』なんて、最悪の言葉ですね。
ドクターハラスメント(通称ドクハラ)
看護師や医師など医療従事者が、患者に対する暴言、行動、態度、雰囲気をも含む全てのものを指します。
故意過失、合理的理由の有無を問わず、患者が不快に感じればドクターハラスメントになるようです。
私も以前あばらを骨折した時に似たような事を受けましたが
ケガをしたのが金曜日で病院に行った時間が、診療時間ギリギリだったんです。
私が到着した時間は18時27分頃で、診療時間は受付18時30分まで。
ちょうど出てきた先生に『あばらをケガしたんですけど』と言ったところ
『もう今日は終わったよ』との一言。
『痛いんですけど』と言ったら
『そんなに痛いんだったら救急車を呼んで下さい』との事。
その時は我慢できない程の痛みではなかったので、仕方なく次の日にしようかと諦めましたが
当然夜に悪化して、我慢ができなくなり結局緊急外来で診てもらう始末。
結果はあばらが折れていました。
命に別状はありませんでしたが、万が一があったらどうする気だったんでしょうね(笑)
ドクハラの逆としてペイシェントハラスメントというものがありますが
こちらは患者側が医療機関側に対して暴力行為や暴言など、正当な医療行為の妨害などをする事にあたります。
ソーシャルメディアハラスメント(通称ソーハラ)
ツイッターやフェイスブックなどのSNSで、立場を利用して絡みを強要したりする事。
部下のSNSを監視する事もハラスメントにあたるそうです。
パーソナルハラスメント(通称パーハラ)
他人と自分を比較し、自分と違う容姿・生活・育ちなどをからかう事。
ブラッドタイプハラスメント(通称ブラハラ)
血液型などで勝手に判断し、〇型だから〇〇なんでしょ?と勝手に他人の性格を判断して嫌な思いをさせる事。
レイチェルハラスメント(通称レイハラ)
人種の差別に対する発言や行動の事。
ヌードルハラスメント(通称ヌーハラ)
日本人独特の麺類(ラーメン、パスタ、そばなど)をすする音が外国人に精神的苦痛を与えるという事があって有名になったハラスメントです。
ハラスメントはとにかく色んなたくさんの種類がある
他にも『ラブハラスメント』『レリジャスハラスメント』『ペットハラスメント』『家事ハラスメント』『終われハラスメント』『スメルハラスメント』など様々なハラスメントが認定されていますが
調べた私の結論はやはり変わりませんでした。
何でもかんでもハラスメント認定しすぎです。
ハラスメントかどうかの大前提は『常識の範囲内を超えている』です。
嫌いな人間が自分にしてくる行為を、何でもかんでもハラスメントだ!ばかり言ってると
ハラスメントにするぞハラスメントだ!
と言われる日も来るかもしれません。
まとめ
今回調べたハラスメントの種類は35種類もありました。
あなたが不当に受けている『いじめ』は〇〇ハラスメントかもしれません。
あなたが特に気にもかけずに行っている事は〇〇ハラスメントになっているかもしれません。
今回挙げた例をあなたの周りに当てはめてみて、加害者になっていないか、被害者になっていないか。
是非参考にしてみて下さいm(__)m
また、再度書きますが
ハラスメントの種類を知って悪用するのではなく、『加害者』の立場にならないように
自分の行動が同じ環境にいる人間に不快感を与えていないかどうか、ということを自ら振り返ってみて、
自分の何気ない言動が相手にとっての『ハラスメント』になっていないか、自分の普段の行動を見直してみましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございましたm(__)m
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