北海道全域 大地震、ブラックアウトから学ぶ防災 備えあれば憂いなし!




2018年8月6日午前3時8分

北海道で観測史上初の震度7を観測し電気やガス・水道のインフラ、飛行機やJR・地下鉄更にはバス、タクシーまでもが麻痺するというパニック状態が数日に渡り起こってしまいました。

今後も地震だけでは台風などの自然災害は度々起こっていくことでしょう!

なぜ、ここまで復旧までに時間が要したか、災害が起こるとどうなってしまうのか、今後の防災に役立てていく必要性があります。

深刻な被害状況

今回の地震で最も深刻な状況に陥ったのが最高震度7を観測した北海道厚真町。

地震の影響で土砂崩れを引き起こし集落ごと飲み込んでしまったのです。現在でも捜索活動が続いております。

そして、札幌市清田区で起こった液状化。

水道管が破裂し、漏れた水が地中から砂や泥と共に湧き出て地盤が盛り上がったり陥没し、道路や家までもが傾いて住めるような状況ではなくなってしまうという事態が起きています。

今回の地震での死者は41名まで増えてしまったようです。

北海道全域ブラックアウト

地震の影響は土砂崩れや液状化だけではなく北海道全土が停電し、電気が使えないという事態に陥ってしまいました。

※過去にアメリカでブラックアウト(全面停電)が起きましたが日本ではブラックアウトが起こらないとされていました。

原因は北海道のほとんどの電力を賄っている苫東火力発電所が震源地に近く、地震の影響で緊急停止し他の発電所に負荷がかかり全滅した・・・というものです。

結果北海道全域に渡り停電し、ポンプで汲み上げているマンションでは電力が使えず断水、ガスも影響を受けストップしてるところも。オール電化の家庭は数十時間日常生活を送れない程壊滅的だったようです。

初めての経験故の・・・二次災害

今まで天災で大きな被災を経験した方には申し訳ないですが

北海道人のほとんどが今回程の天災は初めての経験であります。

阪神淡路大震災も東北大震災も最近猛威を振るっている台風も避難所で長期間避難するほどのことではありませんでした。

北海道は天災が少ないんです!!直近では1993年の南西沖地震(奥尻)で震度6の地震、死者202名・行方不明者28人の震災を経験して以来約20年以上大規模な天災を経験していません!

その余裕が故の二次災害が起こってしまいました!

今回の地震後、数十分で停電が発生(未明だったのですぐ分かりました)日が明けてからコンビニに行くと停電で営業出来ないもしくはやっていても長蛇の列・・

スーパーやコンビニ、ドラックストア・家電量販店までも人だかり、電力が一部回復し営業できたガソリンスタンドには長蛇の車の列を作っていました。

そう・・・

ほとんどの道民がもしもの状況に備えていなかったのです!!

コンビニの様子を見てみるとカップ麺や惣菜・パンなどの食料品、飲料水、電池・スマホの充電機などはスッカラカン、並んでるのはワインや日本酒などのアルコール、ペット用の缶詰程度という状況でした。

信号が・・・

電気が止まっているということは信号もついていないのです!

普段何気なく点いている信号が止まっただけで交通網はパニックです!交通を整備する警察官の人手も足りず幹線道路でさえ注意してから渡らざるをえなかったです。

電気が復旧してからも・・・

私が住む札幌市は停電後、10時間から40時間ほどで電気はほぼ復旧しましたが、数日経っても電気も回復せずライフラインが止まったままという状況が続いています。

電力停止により供給が出来ず、輸送網も混乱しているため数日経っても、スーパー、コンビニに商品が並ばないという普段では考えられない異様な状況です。

レストラン・飲食店も材料が揃わず開店出来ない店舗やメニューを限定してギリギリ営業できている店舗もありますが、話を聞くと予約のキャンセルが相次ぎ売り上げ的にもダメージを負っているところがほとんどだそうです。

北海道胆振東部地震の教訓

地震はいつどこで起きるのかは全くわかりません!今日起こるのか明日起こるのか、それとも暫くはおきないのか・・・

自然災害の恐怖にビクビクしてても仕方ありませんが備えることは出来ます!

今回の地震の被害がここまで拡大してしまった要因は、国家も自治体も住民も備えていなかった。想定していなかったということが非常に大きいです!

国家、自治体は地震が起こった後の処置が遅かったし、住民は停電の不安心理からスーパー、コンビニに駆け込み長蛇の列を作り食料品、飲料水、電池(特に単三電池)を買い込み品不足を引き起こしました。

もしかしたらの話ではありますが道民の防災に対する意識がもう少し高ければこれほどまでに被害が拡大することはなかったかもしれません!

土砂崩れに遭われた方や怪我をされた方にはお見舞い申し上げますが、落ち着きを取り戻しつつある現在、出来る時にしっかりと次の災害の準備をしていきましょう!

次の災害に備えて・・・

災害時、被災中不足しやすいのは食料・水・電池です!

今回のように停電や断水が長期化するケースも当然考えられますので、最低限家族の人数×3~5日分は常に用意しておいたほうがいいでしょう。

電気が使えないとスマホの充電も全く出来ないので電池で充電出来るアダプター(通常家電量販店・コンビニにもあります)を準備しておく(スマホが電池切れになってしまうと情報収集手段がなくなります!

災害時、特に情報が収集しづらいのでラジオはあった方が安心します!

ブラックアウトしてしまうと外も真っ暗になってしまうので懐中電灯も忘れずに!

日々防災意識を高める~まとめ~

災害はいつ起こるかわかりません!ですが、起こってからでは時既に遅しです!

50年に一度・100年に一度の想定外な大災害が起こりどうにもならないこともありますがほとんどが事前に準備しておけば被害を最小限に食い止め、何か二次災害が起こった後も比較的日常に近い状態で過ごすことが出来ます!

今回の駆け込み需要は本当に凄まじかったです。不安心理が先走ってしまったための二次災害ですが、あらかじめ準備しておけば並ぶ必要もなく、目に付いた方への小さなボランティアも出来てしまうわけです。

あれこれ用意するのは面倒ですが、ホームセンターに行けば防災関連グッズが詰まったリュックも販売していますしある程度はグッズで凌げます(通販でも販売していました)

日々の心がけでもしもの時の余裕が格段に違います。しっかりと、防災には励んでいきたいものですね!

 

 

 

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