ちょっと前までレギュラーガソリン138円(リットルあたり)だったのに今日見たらガソリンスタンド通ってみるとレギュラーガソリン1リットルあたり151円してました・・・
なんと、3年5ヶ月ぶり(2014年以来)の水準になってしまったようです。
車を持ってるならば直接的にお財布に打撃を与えるガソリン価格この先どうなっていくのかガソリン価格高騰の背景とともに考えていきましょう!
ガソリン価格高騰のワケ
ガソリン価格を左右する一番の要因は原油価格です。ガソリンは原油を原料としていますので原油の価格が上がればガソリンの価格は上がり原油が安くなればガソリンも安くなります。
原油は投機の一種として投資家も売買していますがこの原油価格が1バレルあたり72ドル超(WTI原油先物)と原油高が進んでいます。どれくらい高くなったのかというと2017年6月に1バレル42ドル(当時のガソリン価格は120円半ば)の安値をつけてから30ドル上昇しています。
ちなみに原油で使われるバレルとはどのくらいの量なのかというと1バレル=約160リットル弱です(正確に言うと158.987294928リットル)
ガソリン価格に直接的に影響する原油価格がここまで高騰している背景として2017年1月中東の原油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)がロシアなどの非加盟国と原油の協調減産を開始し結果的に原油の輸出量が減少、価格高騰が加速していったわけですね。
それに加え、最近では米国イラン核合意から離脱を決定し対イランの経済制裁が復活する意向を示したためイラン産原油の供給が減るかもという懸念が広がりました!他にも南米の原油国やベネズエラの政治経済の混乱からも原油供給が減るんじゃないかという懸念から原油価格高騰を後押ししました!
まだまだ原油は上昇していくのか?
過去を遡っていくと平成20年8月ガソリン1リットル当たり182円(原油価格は1バレル140ドル)とリーマンショック前に最高値をつけたあとしばらく落ち着いてきたガソリン価格ですがまた上昇して来ている中1リットル180円台になってしまえば家計や企業への打撃は相当なものになりますが出来ればこれ以上は上がらないで欲しいものですが一応原油価格下落要素もあります!
一つは石油生産国サウジアラビアとロシアが原油生産を100万バレル引き上げよう!と「原産緩和」の協議をしようとしています!原油価格が上がれば原産国に追い風になりますが原油高騰によって生じる最大のリスクはアメリカのトランプ大統領を怒らせてしまうこと・・・既にツイッターでもトランプ氏は苛立ちのツイートをしているようですがサウジとロシアはそのような自体を避けたいので増産の動きをしていくんじゃないのかなと。
もう一つはアメリカの原油生産増。主な生産はシェールオイルというものなのですが生産量は年々増加傾向にあります!
以上の二点から原油価格の更なる上昇!とまでは行かないのではないでしょうか・・・
地域での価格差
ガソリン小売り価格は地域によっても違うし例え同じ地域でも店舗によって違ってきます。「さっき入れたとこよりこっちのほうが安い!」なんてガッカリな経験よくありますよね。
ガソリンには固定の税金の他に人件費、ガソリン輸送コストが上乗せされて販売されております!なので、製油所から近い地域のスタンドは輸送費が抑えられる分販売価格を安く提供でき、逆に遠くなればなるほど販売価格に上乗せされていきます!
スタンドが密集した地域では隣接したスタンド同士価格競合が行われ競合他店安値に合わせてきますので思っていた以上に安く販売されていたというケースもよくありますね。
- 全国平均 151.0円
- 九州・沖縄 154.6円
- 中部 151.4円
- 北海道 151.3円
- 東北・近畿 150.5円
- 関東 150.4円
- 中国 150.3円
- 四国 148.3円
(レギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格、石油情報センター調べ)
北海道、九州、沖縄は離島のためやはり若干高いですね!しかし同じ離島でも四国は頭一つずば抜けて平均価格が安いです!私は北海道なので151.3円と高いので四国が羨ましいですね!
まとめ
原油価格は為替相場と違い直接的に我々の生活に影響を及ぼすものです!原油が上がる=物価が全体的に上がりインフレ状態になる=世界的に景気が良くなってきているという側面もあるのですが輸送会社の燃料費コストの上昇、飛行機運賃の高騰(燃油サーチャージャー)なども懸念されます。現にアルゼンチンで世界的原油高によって輸送会社による大規模なストライキが起き流通がストップしている・・・なんて事態も。
国民もガソリン費節約のためマイカーでの遠出を避ける・・・ということになると観光地にも影響が出てきますね。という私も月3回の給油を2回に減らしてはいます笑
原油価格、ガソリン代は出来れば上がらないで欲しいものですね・・・
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