ボランティアもついにブラック化へ 2020東京五輪募集内容が酷い!




ブラックボランティア・・・

一般企業ではブラック企業なんて言葉もありますがまさか・・・自分の意思で無償で参加するボランティアにまで普及しているいとは

宿泊費0!交通費ゼロ!

2020東京五輪では学生が標的になってしまういそうです。

2020東京五輪ブラックボランティア化

ボランティアといえば利益を求めず誰かのために何かをするという行為。従来はボランティアといえば現役を引退した時間のあるシニア層がやっているイメージ。

ですが、最近は高校生、大学生が夏休みなどの長期休暇や土日を利用しボランティアに進んで参加する動きとなっています。

大学生の就職活動にも履歴書に載せることができ就職に有利に働くのでこれまで数多くの学生が意欲的に参加してきました。ここ最近、日本列島で起きている震災、災害の復興に猛暑の中身を興じているほとんどは彼ら学生です。

2020年に行われる東京五輪も例外ではなく多くのボランティアを募っているようです。

東京五輪ボランティア募集人数11万人!

正に日本人特有の国家総動員を謳っていますね。募集条件がかなりヤバイです!

「一日8時間程度、連続して5日以上で合計10日以上参加できて、尚且つ事前の研修にも参加できる方」

「交通費も宿泊費も自己負担」※交通費についてはあまりにも反発の声が多かったため一部だけ支給される模様(一日1000円程度)

当然全国各地から集まってくるでしょうから、東京五輪ボランティアに参加するだけで首都近辺の学生なら10日分の交通費、地方から参加なら10日分の宿泊費は実費になるということです。

競技によってはボールボーイ(サッカー、テニスなど)学校の部活単位で顧問の先生が全員参加で強制的に参加するという学校も出てくるでしょうね!

更にありえないのはここから先!

2020東京五輪スポンサー収入4000億円!

基本的にオリンピックは世界平和の象徴であって開催によって利益を求めていいものではありません。

ですが、しかし現代のオリンピックを開催するためには多額の費用がかかるため企業に協賛してもらい開催費用を募っています。

その額なんと

4000億円!

オリンピックのスポンサーを集め取り仕切っているのは広告代理店電通です。

電通は前回のリオ五輪の倍以上の約50社のスポンサーをつけ、オリンピック最大のスポンサー数、スポンサー収入を叩き出しています。

 

コカ・コーラ社やマクドナルドなどなど毎度お馴染みなスポンサーや、日清食品や各新聞社など日本を代表する企業ばかりです。これからもスポンサー収入は拡大化していくでしょう!

これだけの企業が集まってるならボランティアの宿泊費や交通費くらい十分に賄えるはずです!

ですが、組織委員はあくまでボランティアは無償!の一点張りです。

暑さの問題!

2018年の夏は地球温暖化の影響で猛暑日続きの連続でした。熱中症患者数も過去最高数を記録し翌年以降も暑い夏が慢性的に訪れると言われています!

東京五輪開催日は当初の予定を変更することなく2020年7月24日から8月9日までとなっております。

暑くて競技どころじゃなくね?

オリンピック組織委員会の森喜朗氏ははサマータイム(夏季時間を2時間繰り上げる)の導入を検討しておりマラソン競技は朝5時からスタートになるかもしれないとのことです。

いくら時間を早くし早朝からやったって暑いものは暑いです。やりやすい気温ではないです。それは競技出場者もボランティアスタッフも同じこと。

暑い中、一日8時間を10日間無償で働かされるなんてまさに地獄でしかないはずです!

ブラックボランティア

企業は労働基準法のもと労働時間や交通費、休憩時間など細かく決められていますがボランティアには適用されません。

ということは、使用者(運営元)はどんな使い方をしようが構わないわけで忙しいからという理由で規定時間(8時間)以上に使用することもあるだろうし多少具合が悪くとも参加を強要する場合だって考えるわけです。

まさにブラックなボランティアとなってしまう可能性は十分にあります。

ボランティア募集は一般枠もありますが、仕事しながら参加できる人数はかなり限られるのでブラックボランティアの餌食になりうるのは大学生、高校生、中学生などの学生がメインとなってしまうでしょう。

まとめ

東京五輪は完全にビジネス化してしまっています!

オリンピック委員会、協賛する企業のを最優先に考える余り実際参加するボランティアスタッフが実費で参加せざるを得なかったり熱中症の危険に晒され命に関わることにもなってしまいます。

東京五輪ボランティアに参加することによって就職活動に有利になるとは限りません。だって11万人もいるわけですから・・・企業にとっては希少性はなんてほとんどないですね。

この問題はこれまでほとんど公表されることはありませんでした。

なぜなら、各メディアがスポンサーとして協賛してるのでパートナーシップに基づいてメディアで取り上げづらい内容となってしまっているからです。

我々を代表してボランティアに参加してくれるのだから最低限ボランティアに参加するに必要な費用くらいは支給する!と組織委員会には言ってもらいたいですね。

日給で一人1万支給したところで余裕で賄えるはずなんですから。善意でボランティアに参加してくれている学生の意欲をむしり取るなんて絶対に許されません!

我々国民がもっと声を上げていかないとこれからの日本を作っていく学生がただただ犠牲になってしまうオリンピックになってしまいます。

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