24時間テレビにマラソンは本当に必要なのかを歴代の記録から考えてみる




毎年毎年色んな手法で話題を提供してくれる24時間テレビですが、

今年のチャリティランナーの距離にはさすがに呆れました。

 

スイム1.5キロ+バイク60キロ+ラン100キロ…

 

もうこれを見てみやぞんスゲー!ってなる方より

冷静な方は

『日テレヤベーな。。』

 

って思う方が多いんじゃないでしょうか?

 

しかもスイムとバイクは放送(生中継)前にやるってんですから、完全に趣旨がずれてきてないかな~と私は思った次第です。

そもそも24時間テレビって何の為にやっているの?

1978年、「愛は地球を救う」をキャッチフレーズとして、日本各地でチャリティーキャンペーン活動を行う番組として誕生した。

年末年始や緊急時などを除いて、通常の放送を休止し特別番組を終夜放送[8]することは当時としては画期的な企画であり、福祉をテーマにしたことから実現可能であった。

視聴者から寄せられた寄付を、国内外の福祉・環境保護・災害復興の支援に役立てる事を目的とした番組であり「本当の主役は(テレビの前の)あなたです」を謳い文句にしている。

このキャッチフレーズは2000年代初頭までエンディングで表記されていた[9]

番組のイメージカラーは黄色。番組のシンボルマークは久里洋二が制作。赤色・黄色・緑色のグラデーションで色付けされた太陽と軌道上を周回する地球をデザインしたものである[10]

毎年8月下旬の土曜日夜から日曜日夜まで生放送されている(8月最終週の週末に放送されることが多い)。

第1回(1978年)の放送時間は土曜日20:00 – 日曜日20:00であり、文字通り「24時間」であったが、その後24時間半→25時間→25時間半と次第に長くなり、第25回(2002年)以降は原則として土曜日18:30 – 日曜日20:54と26時間半に亘って放送されている[11]

wikipedia:24時間テレビ『概要』より引用

 

似たようなものとしてフジ系列のFNS27時間テレビというものがありますが

こちらは毎年企画や趣旨が異なり、エンターテイメント、バラエティ性が高い番組になっています。

 

私の住んでいる地方は夏休みが短いので、個人的には夏休みの終わりにやる番組という印象が強いです(笑)

 

チャリティマラソンの始まりは間寛平さんから

第15回、1992年からスタートされたチャリティマラソンですが

一番最初のランナーは間寛平さんでした。

 

番組スタッフが吉本興業に間寛平の深夜帯10分程度の出演オファーをした所、当時のマネージャーである比企啓之から「10分とは言わず24時間走らせましょうか?」と提案された事がきっかけでこの企画が始まっている[18]

wikipedia:間寛平より引用

 

開始の年、実は事前に武道館までのコース、経路を公表していた為に見物人が殺到し道路交通の妨げになってしまい中止という事態になってしまった経緯があります。

 

その為、翌年からはコース、経路を公表しなくなりましたが

そのせいでこのような疑惑も囁かれるようになりました。

 

24時間テレビ、車ワープ疑惑問題

これは前述の理由や、ゴール予定の1時間前に距離が一気に縮んだりしたなど普通に考えてもおかしい事態があったからです。

 

西村知美さん(2002年ランナー、100km)の例

残り30キロ時点での中継が終わった1時間後に残り10キロになるという事件が当時かなり話題になったそうです。

1時間で20キロのハイペース。

 

趣味で走っている私の感覚で申し訳ないのですが、20キロを1時間で走るハイペースははっきり言って無理です(笑)

計算すると1キロあたりを3分で走らなければいけないのですが、試してみればわかります。

 

しかも疲れているはずのマラソン終盤でそのパフォーマンスは驚異的だなぁと(^-^;

疑われても仕方ないですよね。

 

番組サイドとしての都合を考察してみる

24時間以上中継をする訳ですが、100キロを大体24時間で割ると

1時間あたり4.16キロで走ればゴールできる距離な訳です。

 

時速4キロ前後だと100キロマラソンというよりは、100キロ徒歩です(笑)

 

単純に考えると難易度は言う程高い訳ではないと思いますが、

その難易度故に

『ランナーに早くゴールされると困る』

という制作側の都合もある訳です(笑)

 

そりゃそうですよね。

 

早くゴールされたらゴール終盤で出演者全員で

『負けないで』を歌ういつもの定番シーンが放送できないですし、

 

12時間かそこらで走破されちゃったら、見てる人は

『100キロマラソン、大した事ないんじゃないの!?』

 

って思う方も増えちゃいますよね。

実際に中継時間にゴールが間に合わないランナーもいらっしゃいますが、

その場合はその後の放送で延長中継をしたり、結果が気になる視聴者はずっとテレビを見ちゃいますよね(笑)

で、結局24時間マラソンは『やらせ』なのか

 

結論からするとヤラセと言われてもおかしくない演出である事は間違いないでしょう。

何が『ヤラセ』なのかはランナーに合わせて、毎年距離や出発時間が違うという事が物語っていると思います。

 

ゴールから逆算して、距離と時間を調整、尚且つ優秀なペースメーカーさんが居てうまく『演出』しているという事ですよね(笑)

 

ランナーの発表もそうですが、一番気になったのは去年のブルゾンちえみさん。

当日にランナーが発表されるという一見無茶な企画でしたが、みんな大人だから大体わかりますよね(笑)

 

仕事ってのは『段取』が全てですよね(笑)

 

その時点で結構なブレイクを果たしていたブルゾンちえみさんですが

・いくら元競技経験者だからと言っても、当日発表で急に走るのはどう考えても準備不足で絶対無理

↓準備しなければならない

・マラソンを走る準備をする為に練習をしなければいけないが、ブレイクしていたのでスケジュール調整が難しい

↓事務所とテレビ局が事情を知っていないと難しい

・きちんとした段取が出来ていないと色んな人に迷惑(笑)

 

ぐらいは予想が付きそうですよね(笑)

 

うちの娘達は『今年のランナーって誰なんだろうね?』とキレイな目で私に問いかけていましたが

 

あからさまにブルゾンちえみさんがその数か月で絞っていたのは目に見えていたし

(テレビ番組出演が多かったので、忙しかったせいもあるでしょうが)

 

そういった色んな『演出』が多い番組だという事は確かです。

 

今回のみやぞんのトライアスロンに思う事まとめ

さて、今回の話です。

トライアスロン自体はこのような競技で、

「スタンダード・ディスタンス(※ショートまたはスプリントとはその半分またはスタンダード・ディスタンスに満たない距離)または「オリンピック・ディスタンス」[1]のレースは、スイム1.5km・バイク40km・ラン10km、合計51.5kmの距離で行う。

「スプリント・ディスタンス」は「スタンダード」の半分、スイム0.75km・バイク20km・ラン5kmの距離で行われる。コース設定の関係で「スプリント」よりも短かかったり長かったりした場合、「ショート・ディスタンス」と呼ぶ主催者もいるが、正式名称ではない。

「ロング・ディスタンス(長距離)のレースは、スイム4.0km・バイク120km・ラン30km、合計154kmの距離で、そして、

「アイアンマン・ディスタンス」のレースは、スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195km、合計約226kmで行う(種類参照)。

wikipedia:トライアスロンより引用

 

見ていただくと分かると思いますが、普通に考えて距離設定がおかしいんです(笑)

競技じゃないからというのは分かりますが、ランが多すぎるし中継しないのにスイムとバイクをさせる意味が分からないです(^-^;

(後日、密着放送かなんかやるんでしょうけど)

 

高額なギャラの変わりにその後の一定期間、番組露出が増えるという噂のチャリティマラソンですが

 

本来のチャリティと趣旨が変わってきてません?

 

この番組自体が集めてきた寄附や社会貢献は

40年間の寄付金総額は372億5,395万5,817円と発表されています。

24時間テレビチャリティ委員会HPより)

 

それだけ効果がある番組なのでもっとやり方を考える必要があるんじゃないかな~

と私は思いました。

 

挙げだすとキリが無い程ツッコミどころ満載なやり方が多い番組ですが、社会の貢献度を考えると素晴らしい企画だと思うんです。

 

エンターテイメント性を考えるにしても

ちょっと考えたらおかしい企画や演出は避けてもらいたいものですね!

 

逆にそういった話題を提供した『炎上商法』なのかもしれませんけどね!

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