ちょっと信じ難いニュースが飛び交いました。
イギリスの大手ブックメーカー予想では2018年「ノーベル平和賞」受賞候補1番人気に金正恩氏が浮上!なんと倍率は4月末現在約1.7倍とかなりの支持を集めているようです。
他候補はアメリカ大統領ドナルド・トランプ氏、韓国大統領文在寅大統領の名前も・・・
我々日本人からしたら昨年日本に向けてビュンビュンミサイル飛ばしてきたのは記憶に新しいので正直な気持ち「ちょっとねー・・・どうなの?」といった感じですがね。
金正恩氏がもしノーベル平和賞を受賞すれば北朝鮮初の快挙ということになるようです。
そもそもノーベル平和賞とは
ノーベル賞創設者のノーベルは「国家間の友好関係、軍備の削減・廃止、及び平和会議の開催・推薦のために最大最善の貢献をした人物・団体」に授与すべしとされていますが最近では「平和」の概念を広く解釈し受賞対象者は国際平和、軍備撲滅、平和交渉だけでなく、人権擁護非暴力的手法による民主化や民族独立運動、保健衛生慈善事業、環境保全などの分野にも及んでいる(引用 ウィキペディア)
授賞式は12月10日ノルウェーの首都オスロのオスロ市庁舎で行われます。
過去マザー・テレサさんやダライ・ラマ14世、アウンサンスーチーさん、元アメリカ大統領バラク・オバマ氏など授賞されていて政界に携わっている方の受賞が多いようです。
今回金正恩氏が候補に上がった大きな要因として4月27日に行われた韓国大統領文在寅大統領との南北会談で出された「板門店(パンムンジョム)宣言」で対立していた南北間の融和の一歩を踏んだことと国連の条約に反して核保有国であることを貫いてきましたが非核化を推進しようとしてる動きが見られることでしょう。
板門店宣言って?
金正恩氏がノーベル平和賞候補に台頭した一番の功績はこの板門店宣言ですが北朝鮮と韓国の南北でこのような合意がなされました!
板門店宣言主な内容
- 朝鮮半島の完全な非核化を南北の共同目標とし、積極的に努力すること
- 休戦状態の朝鮮戦争の終戦を2018年内に目指して停戦協定を平和協定に転換し、恒久的な平和構築に向けた南・北・米3者、南・北・米・中4者会談の開催を積極的に推進すること
- 過去の南北宣言とあらゆる合意の徹底的履行
- 南北交流、往来の活性化
- 鉄道、道路の南北連結事業の推進
- 相手方に対する一切の敵対行為を全面的に中止し、まずは5月1日から軍事境界線一帯で実施する
・・・等々今まで対立していた南北関係の改善に向けた新たな朝鮮半島の一歩を踏む宣言が南北共同で出されております。
なぜ金正恩氏は平和路線の動きを見せているのか?
北朝鮮といえばほんと最近まで強行的な軍事路線を貫きアメリカや日本に対抗し昨年度早朝の「Jアラート」が鳴ればまたか・・・とお決まりのミサイル発射。金融市場ではリスク回避の円高、株安の要因にもなりました。
先代金正日氏死後父と同じ路線を走ってきた金正恩氏でしたがこれも記憶に新しい韓国と共同開催で執り行われた平昌オリンピックあたりから緊迫した空気が一変融和ムードへとガラリと変わりましたよね!
板門店宣言では金正恩氏は韓国に初めて足を踏み入れ満面の笑みで文在寅大統領と握手をしている姿は今までの険しい顔からは想像できないものでした?
本心なのか?策略なのか?未だ分かっておりませんが不気味ですね。
トランプ大統領との首脳会談も予定
散々対立していた両者ですが北朝鮮側から歩み寄りを見せて6月に金正恩氏とトランプ大統領の首脳会談が予定されています。(決定ではない模様)
もし本当に両者の首脳会談が実現されたらこれこそノーベル賞ものかもしれませんが私はその前後で何か金正恩氏が動いてくるのではないかと予想しています。
金正恩氏がノーベル平和賞!?まとめ
国内でも「金正恩氏がノーベル平和賞候補」にかなり驚きの声が大きいですが上にも書いた通りアメリカとの首脳会談が実現し南北が歩み寄り核廃棄への道が見え始めたら受賞の可能性はグッと高まります!
韓国文在寅大統領は「我々が必要としているのは平和だけだ」とアメリカ大統領トランプ氏を推しているそう。トランプ氏も戦争発言や軍事行動もたまにしてますしかなりの混戦が予想されますが授賞式は12月10日。10月頃から選考が始まるので今後の状況次第で状況が変わったり決定づけることになるかもしれません!
ブックメーカーはあくまで予想屋なので我々日本人も様子をしっかりと見守っていかなければなりませんね!
ただ・・・板門店宣言の内容を読んだところ・・・・日本だけ仲間ハズレじゃない?という率直な感想。各国と手を取り合ったところで日本が標的になる可能性は否定できないですね。
なににしても海を挟んだお隣の国、核廃棄、平和への一歩が歩めればそれが一番ですかねー
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