WBA世界バンタム級タイトルマッチ!(25日、東京・大田区総合体育館)
同級2位の井上尚弥(25=大橋)は王者のジェイミー・マクドネル(32=英国)を1回1分52秒、TKOで撃破!
衝撃の瞬殺で新王者となり、日本最速となる16戦目での3階級制覇を達成した。

初プロボクシング観戦は井上尚弥の歴史的一戦に立ち合う

ボクシングをテレビで観るのは昔から好きだったんですが、生の観戦は初だったので当然ワクワクしちゃいます!
私を誘ってくれた会社の後輩に感謝です。

【尚弥の弟】井上拓真世界前哨戦54・5キロ契約体重10回戦
本日は2つの世界タイトルマッチの前に井上拓真選手の世界前哨戦も執り行われました。
『右拳手術を乗り越えて迎える世界戦前哨戦、ニックネーム募集中の拓真が存在感を示す時』

現在はWBC世界バンタム級9位の井上拓真はワルド・サブ(29=インドネシア)に対し、序盤から丁寧なボディー攻撃で主導権を握ると、右アッパーからの左ボディーでダウンを奪う!
1回2分14秒、KO勝利。16年5月のタンボレシ(インドネシア)戦以来のKO撃破をマークした井上拓は
「プロ初のボディーのKOでした入った瞬間、KOだと思いました」と左拳に感触が残る、手応え十分の一撃を放つ勝利を噛み締めた。
えっ!もう終わったの?ってくらい凄いボディーへの一撃でしたね。
相手選手の体が【くの字】ってやつでしょうかw
素晴らしかったです!
WBC世界ライトフライ級王者拳四朗のV3戦
『万全な準備の拳四朗が因縁リマッチへ!試合を支配し、KO快勝劇で完全決着だ』

王者拳四朗(26=BMB)が前王者で同級1位のガニガン・ロペス(37=メキシコ)を破り、3度目の防衛に成功!
2回1分45秒すぎ、強烈な右パンチを相手ボディーに叩き込むと、ロペスはたまらず前のめりにダウン。2回1分58秒、この一撃であっさりと勝負が決まる!
拳四朗は「最初1ラウンドは緊張してドキドキでした。自分の距離が取れていたので、いけるかなと思った」と喜びのコメント。ボディー一撃で仕留めたことを問われると「昨日の夜ごはんの時に(父がボディーへのパンチを)ワーワーしゃべっていて、それでいけるとは…。倒せてよかった」と満面の笑みを浮かべた。
前夜、試合後にショックなことがあったようです。
大田区総合体育館から祝勝会へ、JR蒲田駅から恵比寿駅まで電車で移動したが、誰も自分に声をかけてくれなかったという。
「試合直後やし、ちょっとドキドキしてたんですけど」
一緒にいたジムの後輩が、わざとらしく「ボクシングで…」とか「拳四朗が…」とか、周りに聞こえるように声を出しても、周囲のリアクションはなし。
とどめは祝勝会後に2次会に行く途中だった。
某芸能人Aさんと一緒に歩いていると、行き違う人が気に留めるのはAさんばかり。Aさんのは自分の似顔絵入りTシャツを着ているのに、自分が「拳四朗」と気づく人はいなかった。
「私服の僕は確かに、わかりにくいと思うんですが…。試合で体は傷つかんかったけど、心をだいぶやられました」。
試合も2回KOだったが、直後に井上尚弥が1回KOをぶちかました。「本当にすげ~な~と思ったけど…僕、だいぶかすみましたもんね」
個人的には全然かすんでいないと思いましたけどね(^_^;)
現地で観戦していましたが、拳四朗のボディーへの一撃はかなり効いていた感じでしたよ!
パンチが当たる音が凄かった(笑)
井上尚弥のWBAバンタム級タイトル戦
『3階級制覇で欧州にも進出へ!自らの夢とファンの期待を胸に井上尚弥がバンタム級へ出撃』

井上は試合開始と同時に左を打ち込み、1分半過ぎに左ボディーで最初のダウンを奪う。カウント8で立ち上がったところでラッシュに出ると、相手セコンドが棄権の意思表示だ。圧巻の112秒殺に「早過ぎるというクレームはご勘弁ください」と観客にわびたほどだった。
相手選手ジェイミーマクドナルは33戦29勝(13KO)という偉大なチャンピオンでした。
過去に亀田興毅と5年前に試合をして2度勝っている選手。
バンタム級にしては身長が178センチと高く、井上尚弥とは13センチも身長差があったので課題は身長対策でした。
身長差を考えれば、ボディーが狙いやすい反面、顔面に強打が届きにくいことは誰にでも想像できるが、マクドネルの試合動画をチェックしていた父の真吾トレーナーは「マクドネル選手は前かがみに構える。試合時には、それほど身長差は感じないと思います」と分析していました。
私も現地で観ていましたが、明らかな身長差の割にはマクドネルには余裕が感じられなかったように見えていました。
井上との距離感を凄く気にしていたので、なるべく中に入ってこられないように打ち急いでいた感じはしていました。
正直チャンピオンらしくない入り方に違和感はありましたね。
パンチを打って来ていたので、井上尚弥もどこでカウンターブチ込むか!?みたいな状況になってしまったのがマクドネルの敗因だったんでしょう!
1番もらいたくなかった井上尚弥のボディーへの一発で形勢逆転し、あっという間の1ラウンドKOでした。
会場は一瞬の出来事に総立ち!
歴史的瞬間の1ラウンドKOに驚きと喝采に包まれ、その場に私もいた事が嬉しくなりました。
初ボクシング観戦でしたが、最高ですよ!
マクドネルからベルトを奪ってから始まるストーリー
ここからが非常に今後面白い展開になって行きます。
今年の5月に入り、英国初でバンタム級最強決定トーナメントのニュースが届く!
去年の秋にクルーザー級、スーパーミドル級の2回級で展開されてきたワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)が今年バンタム級で開催される事が決まっています。
WBAスーパー王者ライアンバーネット(英国)

WBO王者ゾラニテテ(南アフリカ)

IBF王者エヌマエルロドリゲス(プエルトリコ)

の出場は決定している。
スーパーフライ級では、強すぎるがゆえに他団体王者から対戦を回避され、戦う相手がなかなか見つからないモンスターの井上尚弥にとってみれば、強いボクサーと戦える絶好の機会になるという事です。
強い選手と戦いたい井上尚弥の気持ちと、WBSSに参戦すれば、大橋秀行会長が「マッチメークに困らない」と胸を撫で下ろすような団体統一戦が自然と実現する。
井上尚弥のモンスター伝説はWBSSでより証明されるんではないだろうか!
WBSS『ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ』とは?
昨年、ボクシングの本場アメリカとドイツのプロモーターによって第1回大会が企画された、各階級の最強ボクサーを決めるためのトーナメント方式の大会です。
参加資格は、WBA、WBC、IBF、WBOの4団体のチャンピオンと15位以内の世界ランカー。
2階級で8名の参戦があった第一回大会は、現役王者の参加もあり、大盛況に終わった。
イベントの成功に懐疑的であったボクシング評論家もこの企画を高く評価しました。
WBSS成功の秘訣は賞金額!
ボクシングは、主要4団体にそれぞれチャンピオンが存在します。
そのため、世界チャンピオンといっても本当の世界一になるには4団体統一王者とならねばなりません。
それはもちろん大きなリスクであり、世界チャンピオンとして防衛を重ねることを重視し、他の団体の世界チャンピオンと統一戦を行うことには消極的な王者も多いのが事実です。
WBSSは、4団体で本当に一番強いボクサーをトーナメントで決定しようというのがコンセプトでしたが、「本当に4団体のチャンピオンが参戦するのか?」というのが一番の問題でした。
そこでプロモーターが考えたのが、「桁違いの賞金」を用意することでした。
第1回の2階級の賞金総額はなんと50億円超というから驚きです。
結果的に、この賞金額が各団体のチャンピオンの参戦意欲をかきたて、第一回イベントの大成功に繋がりました。
黄金のバンタム級で文字通り『モンスター』となる日まで
辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介という歴代王者の名を挙げ
「小さい頃から見てきたバンタム級。その舞台に立てるのは嬉しい」
と素直に語る井上。
具志堅用高が未だ保持している日本記録の13度防衛を目指す事も宣言している。
モンスター井上尚弥は、人気の階級で日本ボクシング界に新たな歴史を刻んで行くに間違いない!
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